ビットコインの歴史:2017年「仮想通貨元年」6月~8月
渡邊 慎之介です!
6月 ~ VALUローンチで賛否両論
国内で初めてビットコインが決済以外で使えるサービス「VALU」が5月末日にローンチされましたね。
これは個人のファンクラブ会員権もしくはトレーディングカードのようなものをビットコインで売買できるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。
これを使ってさっそく個人でも多額のビットコインを調達するユーザーが現れて、6月初旬に賛否両論を集めました。
トレード目的以外の層を取り込んだ初めての事例ですね。
7月 ~ 金融庁「仮想通貨は非課税」
7月1日より、「消費税法施行令の一部を改正する政令」により仮想通貨は非課税となりましたね。それまでは金地金のように消費税込みだったものが、より貨幣に近い立場に。
「分裂問題」はビットコインコア側が提起したUASF(User Activated Soft Fork )に対抗する形で、マイナー側のUAHF(User Activated Hard Fork : ビットコインコアからの独自分裂を主張する)勢力がビットコインキャッシュとしてスピンアウトすることになり、ギリギリで回避されました。
8月 ~ 新通貨ビットコインキャッシュ誕生
ビットコインキャッシュが誕生。
長年くすぶっていた分裂騒動が新しい展開を見せ、本家ビットコインからのれん分けするような形で新通貨が生まれました。
うまく分岐したため、不安感で下げていたビットコイン価格は上昇。ビットコインキャッシュは、分岐直後には、なかなかブロックが生成されずに送金に使えない不安定な状態でありましたが持ちこたえて、
現在はスムーズに送金することができるようになりました。